横河ブリッジ「シオトリパッチ」開発 26年度に製品化へ 鋼橋塗替え イオン交換で脱塩

鋼橋の塗替え塗装で残留塩分の除去が課題となる中、横河ブリッジ(千葉県船橋市、中村譲社長)は、シート材料を使う新しい脱塩工法「シオトリパッチ」を開発した。イオン交換による化学的手法で、2025年秋には新潟県湯沢町のNEXCO東日本・土樽(つちたる)橋の上り線で試験施工を行った。26年度に製品化する予定だ。

土樽橋
試験施工を行ったP10橋脚付近

NEXCO東で試験施工

シオトリパッチは市販の湿布と同様に、不織布とゲル材料で構成するシート状。従来の高圧水による洗浄や複数回のブラストと異なり、イオン交換という化学的なアプローチによる新たな脱塩工法だ。

施工手順は、亜硝酸イオンを含む溶液を鋼材表面に塗布した後、シオトリパッチを貼り付ける。シート内の層状複水酸化物によるイオン交換作用により、孔食(局所的な腐食)内部に残存する塩化物イオンを吸着。一定時間を置いてパッチをはく離し、脱塩が完了する。

さらに、亜硝酸イオンは鋼材側に残留させることで、防せい処理もできるという2つの効果が同時に発生する。(続きは橋梁通信本紙でご覧ください)

鋼材素地(同社提供)
亜硝酸イオンを含む溶液を鋼素地面に噴霧(同社提供)
シオトリパッチを貼付(同社提供)
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